全国男性看護師会の概要ABOUT

全国男性看護師会とは

全国男性看護師会の活動目的

全国男性看護師会(JNAMN:Japan National Association for Men in Nursing)は、男性看護師の交流はもとより日々の看護で生じる問題や疑問などについて解決策を検討したり、男性看護師の可能性や未来を考えたりする機会や場をつくるため、2011年10月に本会の前身である三重男性看護師会準備委員会を立ち上げ、2012年11月に「三重男性看護師会」を設立しました。そして、三重男性看護師会の活動を基盤とし、有志、同士の男性看護師ならびに本会の趣旨にご賛同いただき、ご支援くださる多くの方々のご協力を得ながら、2014年4月に「全国男性看護会」を設立し、交流集会やセミナー、ナースマン・スクールなど様々な活動を続けています。

近年、男性看護師ならびに男子看護学生数は、年々増加していますが、看護界においては未だ少数派(minority)と称されています。実際、病院や施設、地域等で活動する男性看護師は女性看護師に比べ圧倒的に少ない状況であり、良くも悪くも男性看護師ゆえに認識したり体験したりすることもあります。しかし、男性看護師もまた「看護師」であることに違いはありません。そのため、我々看護師が果たすべき最終的な目的は、看護の専門職者としてより良い看護を提供すること、看護の質の向上に貢献することに他なりません。                         全国男性看護師では、看護の質への影響要因を「看護師」「教育」「環境」「社会」の4側面から見てみました。つまり、看護の質を向上させるには、この4つの側面をより良くしたり、向上させたりすることが必要であると考えました。 新目的・看護の質  一方、この4つの側面を男性看護師の現状から見ると様々な課題が見出されました。

新目的・目標 男性看護師課題

そこで、全国男性看護師会では、これらの課題が解決したり改善されたりすることが、看護の質向上の一助になると考え、本会の活動目的を「男性看護師および看護師を目指す男子や男子看護学生を支援する活動を通して、看護を必要とするあらゆる人々に対する看護の質のさらなる向上に寄与すること」とし、10の目標を挙げ、活動の柱を5本とし、具体的な活動を展開しています。

全国男性看護師会の活動目標

  1. 患者や家族が男性看護師に求めているまたは期待している看護に対する実践の充実と促進を図る
  2. 看護師を目指す男子学生や男性および男性看護師の増加推進に取り組む
  3. 男性看護師と女性看護師の協同のさらなる充実推進に取り組む
  4. 男性看護師のキャリアに関する不安や悩みの軽減を図る
  5. 看護師を目指す男子学生や男子看護学生等の就学や将来に関する不安や悩みの軽減を図る
  6. 男性看護師のワークワイフバランスの充実推進に取り組む
  7. 男性看護師にとってハード面での職場の環境改善または向上に取り組む
  8. 男性看護師の困難感やストレスの軽減を図る
  9. 男性看護師の離職意識の軽減に取り組む
  10. 男性看護師に対する社会の意識向上に取り組む

全国男性看護師会の活動

新全国男性看護師会 活動の5本柱

全国男性看護師会の思い

全国男性看護師会では、これらの目標について適切に評価していき、すべての目標が到達できた時、全国男性看護師会の役割が終わる時でもあると考えています。その日まで、精力的に活動を続けていきます。皆様の温かいご支援・ご協力どうぞよろしくお願い申し上げます。そして、全国男性看護師会の活動を通して、男性看護師ならびに看護師を目指す男子の皆様の「思い」「つぶやき」を共有し、それらを“かたち”にし多くの方々に届けていけることができる、そんな皆様にとって身近な全国男性看護師会でもありたいと願っています。